【ネタバレあり】ファミレスを享受せよを全実績まで遊んでの感想&考察【26/6/30】

プレイ時間は8.6時間でした。
※本記事はファミレスを享受せよの重大なネタバレが含まれます。

ゲーム概要

『ファミレスを享受せよ』永遠のファミレス「ムーンパレス」に迷い込むアドベンチャーゲーム。

本作はもともとitch.ioで無料公開されていたものを、Steam、Switch用に新しく開発環境を一新し作り直しているらしい。しかもitch.io版より追加要素もあったり、クリア後のイラストギャラリーなんかもついてくるようになった。

内容としては、永遠のファミレス「ムーンパレス」にいる住人たちと会話を進めて行くことで、「ムーンパレス」の謎を解いていくのが目的。

ゲームシステム

本ゲームはムーンパレスの住人達と雑談を進めて行く中で、雑談をするための話題を集めてそれを使って話題の幅を広げゲームを進めて行く。

特定の人物に特定の話題を振ったりすることで、どんどん話題を入手できるのでテキストノベルゲームの中ではかなりゲーム性みたいなものが強いゲームシステムとなっている。

プレイ中の感想

まず私はビジュアルノベルというものに今まで触れてこなかった、理由としては特にないんですが、少し前までゲーム内のテキストを読むという意味を理解できてなかった節があった。

だけど最近物語を読むという意味が理解できて来た上に、昔流行っていた時にitch.ioでプレイしたことのある「ファミレスを享受せよ」を遊びたいなと思い、このゲームを始めた。

まずこのゲームは登場キャラが少なく、会話可能な住人だけでも5人程度しかいないっていうところも魅力的だった。住人が少ないがゆえに一人一人の関係性だったり、個性みたいなものがよく理解できて、個人的にかなり良かった。

まだ数をこなして遊んでるわけではないので強くは言えないけど、ビジュアルノベルをまだ遊んだことない人だったり、苦手意識がある人でも楽しめるような作品だなとは感じた。

ここからは住人やムーンパレスについての感想や考察を話していきます。

ムーンパレス

永遠のファミレス「ムーンパレス」

脱出することはできず、年も取らない、ずっと夜でずっと月が見ている。

ムーンパレスでは死ぬことすらできず、その上ドリンクバー以外何もない、ケーキもない。その中で長い時間を数少ないムーンパレスの住人達と共に過ごす必要がある。

概念的なあれこれ

住民の人間離れした雰囲気

ムーンパレスの住人達はどこか人間離れした雰囲気があって、私がゲームを開始してすぐに思ったのは「本当はそんなに時間は経っていないけど、体感上とんでもない時間を過ごしたように感じているだけなのでは?」という疑問だった。というのも、全員あまりに平然とし過ぎている点と、ムーンパレスにたどり着く前…現実の世界についての記憶がかなり鮮明だなと思った点にある。

実際何万年という時を過ごしたら、言語すら忘れてしまうということになりかねないのでは、と思ってしまう。

死に対する制御

ムーンパレスの住人達が自死を試そうとしたという話を聞ける場面があるが、その方法として「溺死」「刺殺」の二つだったのが興味深い。

まず溺死に関しては、「息ができなくとも、苦しくない」というセリフがある。これはどういうことなんだろうか。水の中でも息ができてしまうとかじゃなく、息ができないが苦しくないというのは、どこか痛覚や苦しさみたいなもの自体が規制されてるような感じがする。息ができないという当たり前は存在するけど、それに伴う痛み苦しみは感じれないようになってるみたいな…

刺殺のほうは、首にペンを差そうとしたら「ふっと力が抜けて、あとすこしのところで腕が止まった」というセリフがある。そして「力を込めようとしてもだめ」というセリフからも、本人の気持ちや思いより、はなから死というものがないかのように制御されてるのかなと解釈した。

間違い探し

奥の部屋でツェネズからもらえる間違い探し。

個人的には月の住人の写真アルバム的な物なのでは?と予想してる。基本的に魚が多く登場してる点と、どんどん文明的な物が発達していってる感じから、月の住人が人間の形や人間レベルの技術力を身に着けるまでの道筋の記録的な?

それか、そんな深い意味はなく、単純に月の住人たちも間違い探しの絵本として使ってるだけなのか。

総当たりパズル

ゲーム途中、住人から16桁のダイヤルがついた箱を貰える。 この箱がすごくて、一切のヒントがない16桁のパズルを主人公はどう解いたのかというと、完全な総当たりだった。

1回1分と仮定すると、16桁(10¹⁶通り)を全部試すには単純計算で約190億年かかる。

これをほとんど休憩なしに、そして正確に間違いなくモクモクと解いていく主人公はかなり機械的な一面がある。まずもし仮に16桁総当たりに耐えれる忍耐力があったとして、「これ1回でもミスをしてたら、もう一回ってことになるよな~」みたいな不安がずっと付きまとって、正直正気を保てるわけがない気がする。

主人公については別で詳しく書くつもりだけど、このあたりの演出で主人公の機械的な一面に拍車がかかってきてるなという気はした。

ストロー

総当たりパズルから出てきた金のストロー。

普通に使ったら何も効果がないが、ドリンクバーにある飲み物を合わせると真の効果を発揮する。

月の涙と合わせて使用することで、ストローに刻まれた情報痕跡がストローの開発者でもあるクラインの情報を再現して、会話を可能にできたりする。他にもトークンという名のミルクを作れたり、再起錠剤を作れたりする。

作るという名の吐き出すという行為で生み出してたのは、なんだか癖を感じましたね。しかもその主人公が吐き出して作った錠剤を別の人に飲ませるのってね…卑猥ですよ。

ドリンクバー

なんと、「ムーンパレス」は永遠にドリンクバー飲み放題!やったー!!

しかも砂糖とガムシロップも無限!!ただしミルクだけ切れている。

飲み物の種類も現実にあるようなものではなく、まるでパラレルワールドのような感じの飲み物が多い。もう一つ世界があるならこういう飲み物が一般的に飲まれてる世界線もあるんだろうな…というようなものでわくわくさせられる。味の想像できそうな感じで、でも実際想像してみるとこれどんな感じなんだろう…と全然想像できないという未知の雰囲気もまた良い。

飲み物ごとに、色々書いていくと…

ガラスシロップ

やわらかくて甘酸っぱい、とろみのあるレモン水らしい。 かき氷のシロップの甘さを減らして酸っぱさを足したみたいな味を想像した、やわらかいっていうのはどういう感じなんだろう、主人公は飲み物に対するやわらかさはどういうところに見出してるのだろうか。

白銀水

味はただの水らしい。 白銀要素は見た目にあるらしいが、どんな感じなんだろ、私が想像したのは。

こんな感じの不透明な銀色の水の中にキラキラと白色の粒が浮いてるような感じを想像した。 雪の日の感じというか、雪原を想起させるような見た目なのかな。

黒い酒

ほのかに甘い、そしてまろやかで飲みやすい。 アルコールが入ってる感じはしないけど、のどが温かくなってくる感覚はあるらしい。 アルコールを摂取したときに近い感覚を味わえるみたいな感じなのかな、ムーンパレス自体が痛みだったり死に対する防衛機能があるからそれ由来で無効化されてたりするのかな、本来は酒としてアルコールの効能もあるけど…みたいな。

第一のスープ

ここにきてスープ。 ドリンクバーにスープ。

複雑でよくわからないらしい、少し生臭さを感じる瞬間もあり塩気がある、でも美味しくさらさらと入っていく。 魚介系のスープなのかな、でも生臭さって魚介だけじゃないよな、なんでか生臭さと塩気と聞いて魚介系を思い浮かべてしまった。

よくわからないらしいからな、○○系とかではないのかも。第一のスープという名の通り、スープというものの始祖みたいな味、スープを構成する基礎でできたそれこそ「第一のスープ」みたいな…

月の涙

・・・・つめたい!

冷たくて、味は梨に近く、飲み込む前にしゅわしゅわと消えてなくなるような感じらしい、不思議だ。 飲みこむ前にしゅわしゅわとなくなる感覚…しゅわしゅわしていてあわあわみたいなラムネ菓子が昔あった気がする「コリス – あわソーダラムネ」これだ。最初に思い浮かんだのはこんな感じで、このラムネは口に入れて少し転がすと、たちまち泡になって消滅するのが楽しくて好きだった思い出がある。これに近い感じなのかな。

私は梨味の食べ物が全般好きなので、かなり気になっている。ムーンパレスのドリンクバーで一つ好きなのを飲めるよと言われたら、月の涙を選ぶかも。

りんごジュース

・・・・りんごジュースだ!

おいしいね

ペンギンソーダ

かなり炭酸が強くて、肉っぽいらしい。

かなり嫌だね、本当にかなり嫌だね。肉っぽくて炭酸が強いってかなり最悪な組み合わせだ。でもどうなんだろ、これが当たり前に飲まれてるような世界線だってあるんだろうな、我々だって相当異色な物を飲んでると思われてるかもしれない…それでも炭酸が強くて肉っぽいのは嫌だな~

名前がペンギンソーダなのも最悪ポイントだ、肉っぽいのに実際の動物の名前を入れるのはダメですよ。しかもペンギンっていう食べたこともないし、想像しづらいラインの動物なのもいやだな~

月の民

かつて月に移り住んだ113人の同胞。

基本的には個別認識のために番号で呼ばれることが多いらしいが、個として名前を持つ者もいる。

基本的に不死の存在で、死ぬことはないが『不可逆な精神状態』という状態になると、人間で言う死に近い感じになってしまうらしい。 月の民には役割などが与えられてる場合があり、処刑人だったり、技術者などがいる。

月の民は一番謎の存在で、謎だからこその良さがあると思っている。このゲームの舞台はファミレスなわけで、そこから派生するモノに関する情報が多すぎても逆にややこしくなるし、適度な説明で抑えてるからこそ考察だったり、遊んだ後に「○○はどうこうで~」といった想像ができる楽しみが残されていて良いなと感じた。

ムーンパレスの住人達

ガラスパン

ガラスパンさん

「ムーンパレス」にやってきた二人目の住人

ここにやってくる前は企業で掃除機のデザイナーなどをしていたらしい、そして担当していた中で一番有名なのは「鯨の呼吸」シリーズらしい…見てみたすぎる、力強くて可愛いと評判らしい、いったいどんな見た目をしてるんだろうか…可愛いというのは無骨なデザインが逆に可愛いみたいな感じなのか、くじらの見た目があしらわれたような直球な可愛さなのか…気になる…!!!

黒い酒が好きらしく、酔える感覚はないけど酒というだけで気分が良くなるから好きらしい、大人って感じがしていいね…ペンギンソーダも刺激が強いから好きらしい……大人って感じがしていいね…

淡々と話を進める感じや、ムーンパレスに慣れてる感じからかなり大人びた雰囲気を感じ取れて、かなりガラスパンさんいいね…!!の気持ちになってる。だけど私が見てるガラスパンさんはムーンパレスにたどり着いてかなり時間がたった後だから、それ以前はもう少し違ったらしい。

というのもガラスパンは最初ラテラという女性と二人でムーンパレスにやってきたらしい。だけどいつしかラテラの姿が消えてそのショックで自暴自棄になって暴れていた時期もあり、その時期に溺死を試したりいろいろして結局どうにもならないと理解して、今の淡々としたガラスパンになっていった。

忽然と消えたラテラを今でも強く思っていて、ガラスパンが座ってる席の向かい側のドリンクには触らないようお願いされたりする場面もある。

真相

実はラテラはもとから存在していなかった。

プレイ中なんとなく気づいていたけど、やっぱりか~という感想。 何というか自衛本能というか、正気を保つために生み出した存在がラテラだったけど、時間と共にその狂気にも慣れてきてしまい、正気を手に入れたのと同時にラテラという存在が消えてしまった…。

みたいな感じだと思ってるんですけど、どうなんだろうか。ラテラが消えた時期と王様がムーンパレスにやってきた時期が近いことを考えると、孤独という辛さを紛らわすためとも読み取れる。でもツェネズはもっと前からいたわけだからそれもちょっと違う気もする。

もっと漠然とした不安みたいなものの蓄積なのかもしれない。年も取らない永遠のファミレスです!って言われたら現代のいろんな不安をずっとフラッシュバックして過ごしてしまうだろうし、そういった小さな不安から身を護る自衛本能としてラテラが存在していたのか。

一番ガラスパンさんがすごいなと思ったのは、それでもラテラへの執着を見せなかったところ。ムーンパレスから帰る時も、ラテラの存在を消去できるという選択ができたのにそれをしなかった、というところにもちょっとした人間離れしたような狂気みたいなものを感じてしまう。

セロニカ

セロニカさん

「ムーンパレス」にやってきた四人目の住人。

普段は大学の図書館で事務をしていて、歴史が好きでけっこう詳しい、鳥の形状が美しくて好き、そしてカブが好きらしい。 幼少期や学生時代の記憶がないらしく、ムーンパレスの住人の中ではさほど現実に対して思い入れがあるような描写も少ない。そしてかなり現実主義者というか、冷静でかつ衝動的な性格をしているなとも感じた。

最初に死ねないと聞いてすぐに自分の首をペンで刺そうとしたり、ムーンパレスにやってきてすぐ帰れないと教えられてそれでもすぐにその事実を受け入れて冷静を保っていられたりみたいな(主人公もそうではあるけど)、そういうところが冷静でいて衝動的な性格だなと思わせるような感じがした。

雑談の中で「ここは仮想現実なのではないか」だったり「天才科学者がムーンパレスにやってきたら、ドリンクバーの飲み物や砂糖から機械なんかも作れるのかも」というようなファンタジックな考えというか、超非現実な想定も話してくれて、こいつと一緒なら数万年数百億年でも飽きないで居られそうだなと思えるくらい雑談力が高かった。

そして、セロニカさんとの雑談ではかなり多くの話題が手に入ったりもする、こういったところでもセロニカさんの雑談力みたいなものが現れてるなと思う。

雑談の中で、職場の同僚の父親が所有する小さな倉庫が火事で全焼したらしく、その同僚に「よかったら週末、焼け跡を見に行かないか」と誘われて、奇妙さに惹かれて付いていく。という話がある。このようなフッ軽さっていうのが人に好かれるような、仲良くしたいなって思わせるような人間性っていうのを形どってそうだなと感じた。

TRPGが好きなのか、雑談の最中にたびたびTRPGという単語が出てくる。 そしたら、主人公が総当たりパズルを解いてる最中に**「僕がここ200年くらいかけて、作成していたTRPGのシナリオが完成したんです!何世代にもわたって、繰り広げられる壮大なサーガです!」**と話しかけられる、しかも想定プレイ時間は10年から100年くらいらしい…

凄すぎる…セロニカと一緒にいれば暇なんてないんじゃないか、このTRPGのプレイが終わったら逆に次は一緒にシナリオ考えようとかできるしね。

真相

月の処刑人。

67番目の月の民であり、その慈悲と公平さから処刑人に選ばれている。

セロニカがムーンパレスにやってきた理由として、処刑人としてクラインを流刑にしたことに耐えきれず『再起錠剤』という記憶を消せる薬を飲んで、人間としての生活を送っていたが、運命の巡り合わせなのか、ムーンパレスにたどり着いた。

慈悲と公平さが評価されて処刑人になった割に、ムーンパレス帰還時に記憶をそのままにしてくれたり、ツェネズの事を赦免してくれたりかなり緩めなところがある。というのも月の法はかなりファジーで甘い物らしい。でもムーンパレスの住人全員の悩みを解決して判断を当人に委ねたり、こういうところが処刑人として選ばれた所以でもあるのかなとも思ってる。

王様

王様ことレイルロード・スパイクさん

「ムーンパレス」にやってきた三人目の住人。

フォースプーン王国の王、だけどそれは歴史上の話で本当は女性というのが本人から明かされる。 これ、主人公含めセロニカも女性である事実に気づいていないのがちょっとすごい。まだ王国で王をしていたころはそんなに人前に出ることもなかったから気づかれなかったとかはわかるけど、主人公とセロニカに関してはかなり接近して喋ってるのに気づかないのは、王国時代の訓練というか王として生きていくための成果みたいなものなのかな。

喋り方はTHA 王様って感じで最初はとっつき辛そうな人かなと思ったけど、主人公がかなりぐいぐい喋りかけたりするので、すぐ人となりのようなものがわかったし、かなり優しいというか喋りかけたらちゃんと答えてくれるいい人だなという印象だった。

主人公が故障中のドリンクバーのボタンを押してしまった時、びっくりして硬直してる主人公の子守りをしてくれたり、ガラスパンが動揺して溺死しようと故障中のドリンクバーのボタンを何回も押した時も、怒ったりせずガラスパンのことを気にかけていたんだろうなという感じがする。「液体が消えるまで浮かんで過ごした」ということを話していたし、人の気持ちを感じ取って接するのが上手い人なんだろうなという印象が強い。

主人公に対してのかなり信頼を寄せていて、クラインから預かった総当たりパズルを託していたりする。

しかもその総当たりパズルを9桁まで進めて諦めたと言っていたので、相当の根気の持ち主でもある。

ムーンパレスに着いてから、脳内で散歩をして過ごしていると言っていたり、映画というものを時代的に知らなくて主人公から映画を教えて貰って興味が出ていたりしたところで、ミステリアスな感じをずっと感じ取っていた節がある。多分糸目なのもあったり性別を偽っていたり色んな要素が組み合わさって、王様に対してミステリアス感を感じたんだと思う、感じませんか?ミステリアス少女味を…

真相

実は○○だった…というような真相はないが、月の民の中で随一の技術力を持っていたクラインがフォースプーン王国に来ており、その時王国の図書館で出会ったのが王様であるレイルロード・スパイク。王様とクラインは図書館で何回も会ううちに仲が深まっていき、結果クラインは王様という一人の人間に入れ込んでしまった…。

という感じ。最後の円卓で会議をするシーンでセロニカから「あなたの愛したクライン」というセリフを否定してなかったのがかなり良かった、イラストじゃ表現されてないけどちょっと頬を赤らめてたりしてたらすごく良い、普段表情を崩さないようにしてたけどこの時に限っては顔が赤くなってたとかすごくかなり良い。

王様は幸せになってくれ~って思いながらプレイしてたからトゥルーエンドを見たときはかなりテンションが上がった、王様だけじゃなく全員が納得して幸せな道を進めてたのも尚良い。

ツェネズ

ツェネズさん

「ムーンパレス」の管理者

ゲームの初めからムーンパレスの奥の部屋で頑なに外に出ようとせず、ずっと怯えている明らかに怪しさ満点な登場をする。 怪しさ満点なのにもかかわらず、さらに故障中のドリンクバーを押してきてくれないかと頼まれて、押してみたら黒い液体が溢れかえってムーンパレスが慌ただしくなる。静かになって落ち着いたと思ったらツェネズが消えており、簡単なパズルを解いたら冷蔵庫の中にツェネズがいたという、怪しさしかないのがツェネズという人物。

とにかくかわいい、これに尽きる。

かなりビジュアルも含め、人間性みたいな部分も好きな要素が多い。自分のミスのせいで管理人としての上司である46番が流刑になったりほかの処罰が下されるんじゃないかとずっと心配してたり、新しいことを始めたくて管理人を始めてみたり。

ずっと怯えていたり、怪しさ満点だったのは自分のせいで46番が何か罰を受けなきゃいけなかったりするんじゃないかっていう不安から来てたんだとわかると、頑張って健気で偉いよ…という気持ちしかなくなる。

途中、ツェネズが間違い探しの本をくれるイベントがある。どうして間違い探しの絵本をくれたんだろ、何ならなんでそんなものがあったんだろ、というのが気になっている。あまり意味はなくただ持っていたからくれたとかだと思うけど、じゃあなんで間違い探しなんて持ってたんだろ、やっぱファミレスだからなのかな、でもそれだとムーンパレスがイタリアンファミリーレストランってことになってしまう。

真相

ツェネズが月の民であるというところがバレ始めてから、このゲームの真相みたいなところが解明されていったような感じがする。というかツェネズがいなかったら王様はクラインと月で再会できてなかったし、セロニカも大学の図書館で事務を続けていただろうし、ツェネズが管理人としてやってきてくれたからこそ全員がハッピーに終われたということが結構ある気がする。

後、可愛い…

かなり可愛い…。

ラーゼ

主人公。

一番謎が多く、一番人間離れしている。

ゲームを通して機械的な部分が多すぎるので、じつはAIなのではないかと思っている、16桁の総当たりを無心に解き続けていた所は機械って感じがすごくした。

話題を淡々と振って話を聞いて、あまり自分の事は話さないのもまた不気味。そりゃあテキストノベルのゲームだとこういうような作りや主人公になってしまうが、主人公としての自我もちゃんとありつつ淡々としているところがかなり不気味。

あとは名前がトゥルーエンドの最後の場面で明かされるのもすごかった、確かに名前知らないなとなった。名前なんてどこかで喋ってそうだけど、主人公の事をしゃべらなすぎるからこの違和感にも気づけなかった。

基本姿は見れないのだが、トゥルーエンド後に解放されるイラストギャラリーで主人公の姿を拝めるので、気になった人は買って遊んでみよう!!!

全実績について

実績数は9個で、9個中8個は通常エンドとトゥルーエンドの二つを取った時点でだいたいは解放されてると思う。

少し時間が掛かるのが、全ての話題を入手するという物。一度取り逃したら取り返しのつかない話題もあるため、一から始めてセーブするポイントなども気を付けて進めて行く必要がある。

セーブロードは使っていいので、最悪セーブを最小限に抑えて、取り忘れに気づいたらロードするみたいなプレイングでどうにかなりはする。

だが、めんどくさいのでファミレスを享受せよ話題チェックリストというものを作った、ご活用してください。これにチェックを入れながら遊べば取り逃しはゼロ!一応ネタバレに配慮して深く詳細は書いてないので、取り逃しには注意してください。

まとめ

全実績の感想と言いながら、単純にゲームの感想とちょっとした考察でめちゃくちゃ長く書いてしまった。

本当はもっと色々書いてたんだけど長ったらしくなりすぎるので、削ったり端折ったりした部分も多い。

本当にいいゲームだった。テキストノベルゲームにあまり触れてこなかった人間にも丁度いいゲーム性でかなり良かった。登場人物があまり多くないという点で一人一人にしっかり思い入れができて、舞台もファミレスの中だけという作りで、シンプルというとちょっと違うのだが、最低限の中に情報や思いがたくさん詰まったような感じ。とにかく面白かった。

音楽もすごく良かった。人生で初めてサウンドトラックを買ったくらいには、レトロな雰囲気と落ち着いたローテンポな曲が良かった…

ということで長くなってしまいましたが、『ファミレスを享受せよ』、まだ遊んでないって人は遊んでみて欲しいし、もう遊んだよって人は友達とか身の回りの人に布教したりしてほしい。サウンドトラックもぜひ買おう!!

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