プレイ時間は9.3時間でした。
※本記事はBerry Bury Berryの重大なネタバレが含まれます。
ゲーム概要
本作は地面にある穴に向かってberryを投げ込む、一人称視点のインクリメンタルゲーム。
穴にberryを投げ込んでコインを獲得し、そのコインでアップグレードを購入し、さらに効率よくberryを穴に投げ込む――この動作を繰り返して進行していくゲーム。
プレイ中の感想
実はこのゲーム、発売直後は日本語に対応していなかったため、プレイ前に一部ゲーム配信を見てしまっている状態だった。
ただし見ていたのは序盤のかなり中途半端な部分までなので、終盤はほぼ初見に近い感覚でプレイしている
ゲーム序盤
とはいえプレイ自体は初見なので、操作感や挙動は知らない状態からのスタートだった。
まずゲーム開始直後に感じたのは、操作のクセの強さ。
動きはややもっさりしており、少し滑るような挙動もあるため、一人称視点に酔いやすい人には厳しいタイプだと感じながら遊んでいた。
このゲームには、主に2種類のberryを生み出す要素がある。
- berryを生やす木
- berryを生成するベリーバディ
ベリーバディは最大7体まで増やすことができ、木の方もアップグレードによって生成速度の短縮や収穫量の増加が可能になっている。

さらに本作には、2種類のリソースが存在する。
- ゲーム全体のアップグレードに使うお金
- ベリーバディ強化に使う星

お金はberryを穴に落とすことで獲得でき、星は周囲に出現する小道具を穴に落とすことで獲得できる。
基本的なゲーム進行の流れとして、お金を稼ぐためにberryの生産量を増やす必要があり、そのためにベリーバディを強化するには星が必要になる。
しかし星を集めるには小道具を大量に穴へ落とす必要があり、そのためには穴の拡張が必要で、その拡張にはお金が必要になる。
こうした終わりのない輪廻から向けだすために転生できる仕組みがある、小道具の数には限りがあるのでマップにあるすべての小道具を穴に落としたとしてもベリーバディ達を最大まで強化することはできない。
そのための転生であり、輪廻の中で転生していくという、インド哲学も学べる良いゲームになっている。

この輪廻を効率的に進めるために転生を繰り返していく、という流れでゲームが進んでいく。
インクリメンタルゲームの基本構造としてはかなり王道だけど、それを一人称視点でやらせるのが面白いポイントでもある。
さらに進行に応じて効率を上げるアイテムも登場し、それらのアイテムが一人称視点のインクリメンタルゲームとして噛み合ったような性質のものが多かったのもよかった。
ゲーム終盤
中盤に差し掛かると、薄々気づくことがある。
このゲーム明かに軽い。
容量の話ではなく処理の話で、画面内に大量のオブジェクトが存在しているにもかかわらず、ほとんどカクつかない。
特に驚いたのは、小道具が穴に落ちた時穴から浮かび上がってくる星の挙動。
数が多い上に空中をふわふわと漂っているのに、まったく処理落ちが起きない。
こんなことをしても一切重くならないからすごい、どういう処理をしてるんだ。
また中盤以降は、プレイヤーの操作量が一時的に減るタイミングが出てくる。
その空白を埋めるように、ちょっとした謎解き要素が用意されている。

内容自体は難しくなく、短い待ち時間の合間でも解ける程度のものになっている。
この謎解きは複数エンディングの一部にも関わっているため、暇なタイミングで触っておくと得をする。
全実績まで
本作には61個の実績が存在する。
そのうち59個は1つのセーブデータで取得可能だが、残り2つは別セーブが必要になる。

まず1つ目は、初日に9ドル(穴拡張段階)まで稼ぐ実績。
これは急ぎ気味の動きが必要だが、セーブを作り直せばすぐ挑戦できるため難易度はそこまで高くない。

もう1つが少し問題で、1時間以内に4つあるエンディングのいずれかを見る必要があるというもの。
一度クリアしていると強化状態でニューゲームを始められるため、それを活用すれば比較的スムーズに達成できる。

私の場合は、5,000,000を貯めて「ほしのかぎ」をアンロックして観るエンディングを選択。
アビリティのクールダウン短縮もあり、ベリーバディを強化しつつアビリティを適宜使用することで、かなり余裕を持ってクリアできた。
ニューゲームの延長線上でそのまま達成できるため、そこまで身構える必要はない。
ゲーム全体の感想&まとめ
全体としては、あまり考えずにぼんやり遊べるタイプのゲームだった。
時間つぶしや作業の合間に起動して、無心で回すのが一番合っている。
実績も自然に解放されるものが多く、その点もストレスが少なくて良い。
音周りも非常に良く、自然音系のリラックスBGMが流れ続け、効果音もポコポコと心地いい。
眠い時に遊ぶと、そのまま眠気が増幅されるタイプの音設計になっている。
そして何より意外だったのは、ちゃんとストーリーが存在する点。
インクリメンタルゲームはビジュアルやコンセプト重視で、ストーリーは軽めなことが多い印象だったが、本作は違う。
エンディングで一気に背景が語られ、「実はこういう話だった」という納得感のある構造になっていた。
この点が一番の驚きだった。
最後に、価格は通常約920円、セール時は600円前後。
気になったなら手に取ってみる価値は十分あるし、すでに遊んでいるなら誰かに勧めてもいいタイプの作品だと思う。遊んでみて~!



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