【ネタバレあり】Big Walkを全実績まで遊んでの感想【26/8/8】

プレイ時間は22.4時間でした。
※本記事はBig Walkのネタバレが含まれます。

ビッグ・ゲーム「ゲームを完全にクリアする」という実績の取得方法を少し説明しています。

ゲーム概要

『Big Walk』友達と一緒に広い世界を歩いて、喋って、迷子になる協力型のアドベンチャーゲーム。

開発は「Untitled Goose Game」で知られるHouse House、パブリッシャーはPanicで、2026年8月4日にリリースされた作品。

内容としては、オープンな世界を友達と一緒に歩き回りながら、道中に用意された謎解きや仕掛けを協力して突破していくのが基本の流れ。本作の一番の特徴は、距離によって声が遠のいたり、壁越しにこもったり、トランシーバー越しにノイズが乗ったりする「近接ボイスチャット」で、離れた相手とどうやって意思疎通するかがそのままゲームの中身になっている。

トランシーバーやレーザーポインター、双眼鏡、メガホン、ホワイトボード、フレアガンなど、コミュニケーション用の道具が大量に用意されているのも面白いところ。喋れなくなる状況では、腕を振ったり指差したりというジェスチャーだけで何とかしなければいけない場面もある。

プレイ中の感想

まず最初に思うのは、たぶん全員共通だと思う。美麗なグラフィックの世界に、ぽつんと立つデフォルメされたキャラクター。

このリアルな世界とのギャップが、すごくいい味を出している。自キャラを凝った見た目にしていない分、世界から浮いた存在として映って、逆に後ろの背景のほうが目立って綺麗に見えるんですよね。

これは建物にも同じことが言えて、ゲーム的に意味のある建造物はどれもシンプルな形と単調な色合いで統一されている。だから自然の中にあってもかなり目立つし、結果として迷いづらく、目的地を見つけやすくなっている。

ゲームの大まかな目的は、各地に点在する建物の謎解きを解いて「だるま」を集めていくこと。だるまというのは、球体を二つ繋げたような形の赤いオブジェクトのことで、正式名称がわからずプレイ中ずっとだるまと呼んでいたので、この記事でもだるまで統一します。

集めただるまは、各所に用意されたはめ込み場所に好きな順番で設置していける。必要な数はどこもおおよそ5個で、例外はチュートリアルとクリア後のチャレンジエリアくらい。5つ揃えてはめ込むと鍵が手に入り、それを使って電車やロープウェイといった移動手段が解放されていく、という流れになっている。

移動手段のほとんどは、やはり「歩き」になってくる。ゲームをある程度進めていくと、ロープウェイに続いて列車や地下トンネルなんかも解放されるのだが、基本的には徒歩が一番早い。次点でロープウェイという感じ。

列車やロープウェイが最速の移動手段になってしまうと歩く意味合いがなくなってくるので、そこはいい采配だと思っている。それでもロープウェイはかなり早いので、私はかなり多用していた。

不満点は3つほどあって、それが「夜が暗すぎる」「ちょっとした段差ですぐ尻もちをつく」「ちょっとした段差ですら登れない」という点。というのも、最初はどれも演出としてかなり好感に思えていたんですよね。

まず「夜が暗すぎる」という点。完全に真っ暗になる演出がかなりリアルで、最初は感動していた。暗闇の中でキャラクターの眼だけが白く発光して見えるのも、夜行性の鳥を思わせるようでよかった。

ただ、それも最初だけで、進めていくうちにどうしても煩わしさが勝ってしまう。目的の建物に行きたいとなったら、夜が明けるまで待ったほうが最終的に楽に移動できてしまうし、後述する「段差で尻もちをつく」「段差が登れない」という要素も合わさって、夜の移動はかなりめんどくさい。

しかも懐中電灯やフレアといった当たりのアイテムは、手に物を持っていると使えない。つまりだるまを回収した後なんかは明かりを持てないので、結局夜が明けるまで待つのが得策になってしまう。夜を飛ばせる手段か、両手が塞がっていても使えるヘッドライトのようなものがあればよかったな、と感じる場面はかなり多かった。

そして「ちょっとした段差ですぐ尻もちをつく」「ちょっとした段差ですら登れない」、この2点が一番ストレスを感じた部分。さすがにこれくらい登れるだろという段差ですら登れなかったり、逆にこの程度なら大丈夫だろと思える高さで尻もちをついたりする。

段差に関しては、明らかな急斜面や断崖絶壁でもない限り登れるようにしてもよかったのでは?と感じてしまう。そしてちょっとした段差で転ぶようなら、こんな大自然「歩いて」らんないですよ!とも思ってしまった。

とはいえ、最初は何も感じていなかったので、これに関しては個人の許容範囲の問題なんだろうなとも思う。人によっては移動手段が少なくて歩き回らないといけないこと自体を煩わしく感じる人もいるだろうけど、私はそこには煩わしさを感じなかったので。


謎解きに関しては、そこまで難しい問題は少ない。相手との共通認識さえ作ってしまえば、案外会話なしでもクリアできたりする。

会話などが制限された状況の中で相手に何かを伝える、そしてそれを読み取る、というのが前提になっている問題が多いので、最初のうちは勝手がわからず苦戦する。ただ、後半になると「なるほどね、はいはい」という感じでスムーズに解けるようになっていた。

基本的には指定された柄のパネルをはめていくような問題なので、模様や柄に対して「これってこれだよね」とお互いで名前を付けていくと、かなり楽になる。

ゲームを進めていくと手に入るバックパックと、腰につけるショルダーがあるのだが、これが自分でアイテムの付け外しをできないのは不便だった。

バックパックはまだわかる。後ろに手を回すことになるので、相手がいないと付け外しできないのは納得できる。だがショルダーに関しては、さすがに手は届くだろとしか思えなかった。

ショルダーはそもそもつけられる装備品が少ないのだから、自分で付け外しできてもいいのでは?と感じてしまう。トランシーバーで通信しながら腰につけられたり、ライトを点けたまま腰に装着できたりするだけで、このゲームのQOLは爆上がりすると思う。

ゲーム完全クリア

ビッグ・ゲーム

ゲームの完全クリアには、すべての謎解きを解いてすべてのだるまを収集する必要がある。

大まかな流れとしてはこんな感じ。

①まずゲームをクリアする

②チュートリアルエリアにあった黒い鉄球が割れて、鍵を入れる場所が見えるようになっている

③チュートリアルエリア横の扉を開けた先にある緑色の建物に入る

中に大量のだるまを入れられる場所があるので、そこにすべてのだるまを入れていく。

④残りのだるまを集める

ゲームクリア時点で赤いだるまが8個残っている状態になっているはず。加えてチャレンジエリアが解放されて紫色のだるまも入手できるようになるので、それらをすべて集める。

⑤すべて入れて「白色のカギ」を入手し、チュートリアルエリアの鉄球が割れた先にはめ込む


チャレンジエリアに関しては、既存の謎解きの難易度が上がったバージョンなので、すでに慣れた問題の応用という感じでそこまで難しいものはなかった。

問題は残りの8個の赤だるまで、こちらはおそらく時間のかかるものやめんどくさいものが最後まで残ると思うので、少し気合が必要。私は「指定の座標に向かう」「指定のパネルを各地から集めてくる」の2つが強く印象に残っている、たぶん一番時間がかかって一番めんどくさい問題だと思う。

この実績の一番の問題は、取得方法が謎すぎるという点。調べずに達成できた人は誇っていいです、それは「Big Walk」を隅々まで楽しんでるということなので、かっこいいことです。

ビッグ・メイクオーバー

地下トンネル内にある、キャラの見た目を変えられる場所に行くことで解除される実績。

音楽が鳴っているディスコエリアから行くことができるので、トンネルをさまよっていればたどり着けると思う。クリア後だと金銀銅の配色が追加されていて、自キャラをギラギラさせることができる。

正直、この実績はがっつり調べないと取得できなかった。地下トンネルを移動手段以外の目的でうろつくことがそこまでないので、気づきにくかったんですよね。

それでも地下トンネルの雰囲気自体は好きなので、さまようのは結構楽しかった。暗くて音がこもっていて、無機質で無音な感じがバックルーム味があって良い。

まとめ

美麗なグラフィックの世界とデフォルメされたキャラクターのギャップが良かった。

美麗な自然の中にぽつんと立つデフォルメされたキャラクター、その世界を二人でひたすら歩いて、迷って、パネルの柄に勝手な名前を付けて、だるまを集めていく。やっていること自体は本当にシンプルなのに、その道中の会話や試行錯誤がそのままゲームになるような作りになっていた。

不満点として「夜が暗すぎる」「段差で尻もちをつく」「段差が登れない」の3つを挙げたけど、これらはどれも「歩くこと」をあえて不便にすることで成立している要素でもあるので、意図的な設計なのは理解している。それでも遊んでいる側としては素直に不便さを感じてしまう場面が多かったし、特に段差周りはもう少し緩くてもよかったんじゃないかなと今でも思う。

全実績に関しても、極端に難しいものはないけれど、取得方法が分かりづらいものがいくつかあるので、調べずに全部達成できた人は本当にすごいと思う。

ということで『Big Walk』、一緒に遊べる友達がいるならぜひ遊んでみてほしい。というかこのゲーム、一人では遊べないので誘う相手を先に確保してから買うのが正解です。もう遊んだって人は、まだ知らない友達を誘ってみてね。

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