プレイ時間は11.8時間でした。
※本記事はHow to Fishのネタバレが含まれます。
ゲーム概要
『How to Fish』最大4人で遊べる、物理演算ベースの釣りアクションゲーム。
開発はDazed Games、2026年8月20日にSteamでリリースされた。価格は880円と、かなり手を出しやすい部類の作品。
内容としては、酒を飲みながらボートを走らせていたら小さな島に座礁してしまい、家に帰るために「釣りを学ぶ」ところから始まる。魚を釣って、仕留めて、売って、そのお金でより強い装備や武器を買う。これを繰り返して各島のクエストやボスを攻略し、新しい島へ進んでいくのが基本の流れ。
「釣りゲーム」と銘打ってはいるが、実態としてはかなりアクション寄り。というより、釣りの皮を被った物理演算アクションゲームと言ったほうが近い。釣り上げた魚は普通に襲ってくるし、それを銃器で撃退することになる。
プレイ中の感想
まず最初に思ったのは、クロスヘアがないこと。FPSに慣れていない人はちょっと大変かもしれない。
そして何より、魚の動きがアグレッシブすぎる。これがなかなか難しくて、しかもSMGやARといった武器にはしっかり反動もあるので、その制御もしないといけない。この2つが合わさると、初心者にはかなり不向きなんじゃないか?という疑問が最初にあった。

良かった点
Fキーで武器の詳細情報を見ると、武器をクルクル回したりするモーションを取るのが、かっこよくて好き。地味な部分だけど、こういうところに手が入っているとテンションが上がる。

ボスの種類や攻撃方法にちゃんと彩りがあるのもよかった。ただ暴れる一辺倒だと面白くないので、それぞれに個性があるのは大事だと思う。
難易度が高めに設定されていたのも好感が持てた。「PEAK」も難易度は高めだが、本作はコンテンツ量やプレイ時間的にPEAKよりサクッと遊べて、それでいてヒリつきのようなものも味わえるのがかなり良かった。何より「難しそうなことやってる感」を味わえるのは、現代のゲーマーには嬉しいことなのではないか。
武器や釣り竿、船のスキンを変えられる点もかなり良かった。スキンを変えるのってみんな好きだからね。
とはいえ基本的には各武器・アイテムに同じテクスチャが割り当てられているので、「この武器だとどんなスキンがあるのかな」みたいな楽しみ方はできない。それでも武器の見た目をキラキラさせられるだけで嬉しくなってしまう。
あとは実績。噛み応えのあるものが用意されていて、挑戦のし甲斐があった。詳しくは後述します。
不満だった点
難易度の高さ自体は歓迎しているのだが、それとは別の部分で気になった点がいくつかある。
死んだ際に武器を落としてしまう仕様
これは本当に必要なのか、と何度も思った。武器を落とすとそれがどこかに吹っ飛んでいってしまう上に、拾おうとしている間にボスや敵にすぐ殺されるということが起きる。
一番不快なのは、あらぬ方向に飛ばされた武器が、魚など他のアイテムと区別がつかなくなる点。探すのがめんどすぎる!
敵の動きがアグレッシブすぎる
難しいこと自体はいいのだが、さすがに動き回りすぎて狙うのがめんどくさい。敵から距離を取ってARなどを撃ちたいのだが、敵の移動速度とプレイヤーの逃げる速度がほとんど同じなので、すぐにゼロ距離まで詰められてしまう。
これに関しては私の技量不足もあると思うが、それでも動き回りすぎだ。麻痺弾みたいなものが撃てたらよかったかもしれない。
スナイパーの火力が中途半端
一撃で仕留めるにはギリギリ足りないくらいの攻撃力しかなくて、爽快感があまりなかった。スナイパーなんだから一撃で沈めさせてくれ。
武器や釣り竿が焦げて元に戻せない
スキンを変更できても、焦げたものを元に戻せないならあまり意味がない。

水に流したら焦げが取れて元のスキンに戻るとか、特定のキーで焦げを落とせるとかしてほしかった。焦げるのは演出として凝っていてよかったけど、戻せないんじゃちょっと…
カモメのボスが薄っぺらすぎる
まず見た目の話として、もう少し肉厚であってくれ。
戦闘面でも、結局スナイパーで撃って倒したのだが、ほかの武器は使いづらいし、そのスナイパーですら狙いづらい。
あとカモメの突進攻撃は避け方が最後まで分からなかった。前方に走ってもしゃがんでも避けられない。そしてフンを飛ばしてくる攻撃が室内にいても当たるのが、一番意味が分からなかった。
全実績について
実績の中で難しめのものが2つある。「1時間切りクリア」と「素手で最後のボスを倒す」というもの。
1時間切りクリア
ある程度どういう風に進めるかを決めた上で、その通りに進めたら40分ほどでクリアできた。おそらくもっと詰めればさらに早くできると思う。
一度クリアした後にもう一度挑戦すれば、案外簡単に達成できるくらいの難易度だと思う。武器は各島で買えるようになったらすぐ買う、強化はあまり意識しない、というのが私の方針だった。とりあえず武器を買い渋る意味はない。
あとは、ところどころボスを簡単に倒せるテクニックがあるので、それをうまく使うのがいい。

素手で最後のボスを倒す
これに関しては、HPギリギリまで持っていった後、全員で素手でぺちぺち殴れば達成できる。私は1時間切りクリアと同時に達成したので、達成率の低さに比べてそこまで難しくはないと思う。
図鑑埋め
これはただ釣りまくる以外に術はないので、気長に釣ろう。とはいえゲームクリア時点でほとんど埋まってるんじゃないかな。私はクリア時点で47/49だったので、すんなり達成できた。
クールな魚に関しては本当に気長に釣り続けるしかない。難しくはないが、ただ時間がかかる。
それ以外はさほど時間のかからないものばかりで、小ネタ系が大半。
「ボートで空を飛ぶ」はボートの下にダイナマイトを入れて爆破させれば取れる。「カモメをダイナマイトで爆破」は、最後の島の火山中腹あたりでカモメと同じ高度に立って投げ続けていれば、いずれ取れる。

まとめ
書き出してみるとほとんど不満点な気がするけど、こういう4人で遊ぶマルチゲームで、ステージがどんどん解放されていく系(PEAKとかGamble With Your Friends)がかなり好きなので、結構楽しかった。

その上、実績も歯ごたえのあるものが用意されていて満足度は高い。値段も880円と気軽に手を出せる価格なので、一緒に遊ぶ相手さえいればコスパはかなり良い部類だと思う。
ということで『How to Fish』、一緒に遊べる友達がいるならぜひ遊んでみてほしい。もう遊んだって人は、まだ知らない友達に勧めてみてね。


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