プレイ時間は9.3時間でした。
※本記事はスーパーリアル麻雀 Venus Returnsのネタバレが含まれます。
※本作は成人向けタイトルです、本記事では直接的な描写は避けています。
ゲーム概要
『スーパーリアル麻雀 Venus Returns』昭和から平成にかけてゲームセンターを賑わせた伝説のシリーズ、その正統続編にあたる2人打ち脱衣麻雀ゲーム。
開発・販売はILLUMINATIONとインフィニットループ。2026年8月27日にSteamでリリースされた。価格は本体(デスクトップ版)が4,980円、VRモード追加DLCが1,980円、両方入りの同梱セットが5,916円という構成になっている。
本作は2025年に実施されたクラウドファンディングから生まれた作品で、目標額200万円に対して1,129名から約3,380万円、達成率にして1,690%という支援が集まったことでも話題になった。その結果、当初の予定を超えてフルボイス化やグランドフィナーレといった要素が追加されている。
内容としては、麻雀カフェ「P’s CLUB」を舞台に、遠野みづき、藤原綾、早坂晶、そしてシリーズ初代ヒロインであるショウ子という4人のヒロインと2人打ち麻雀で対局していくというもの。キャラクターデザインはイラストレーターのメリーはるひな氏が担当し、往年のキャラクターたちが現代基準のフル3Dグラフィックで描き直されている。
本作最大の特徴として打ち出されているのが「ゼロ距離脱衣システム」で、好きな角度・好きな距離からキャラクターを見られるというもの。VR機器を持っていなくてもデスクトップモードで同じ体験ができるようになっているのがポイント。対局以外にもエピソードパートが35シーン用意されていて、麻雀だけのゲームではない構成になっている。
始めるに当たって
まず最初に言っておくと、私は麻雀すらまともにプレイしたことがない上に、昭和から平成にかけてゲームセンターに赴いたこともないため、本シリーズも今回初めて名前を知ったくらいの認知度です。
流石に「脱衣麻雀」というジャンル自体は知っているものの、本作について事前に知っていたのは「3DモデルでVR対応の脱衣麻雀、昔からあるシリーズの続編である」ということくらいなんですよね。
そして、どれくらい麻雀を知らないかというと、「3枚1組を4つと、同じ牌2枚のペアを1つ作れば和了れる」くらいの認識しかないレベル。「鳴き」が何なのか、それが何をもたらしてくれるのかも知らない。

それでも役に関する知識はなんとなくあったので、役の表とにらめっこしながら「これいけるんじゃね?」と試行錯誤して楽しく遊べた。なのでそこまで難しいわけではないと思う。河を読むみたいなことは全くできないし意味もわからない、そんなレベルでも遊べます!
実績について
実績は合計100個。その中には「○○であがる」といったような、特定の役であがらないと取れない実績がかなりの数存在している。
そのほかの実績は、各キャラのエピソードや勝利によって解放されていく。

ゲーム内実績をすべて埋める実績も存在していて、そちらは全129個。Steam実績+29個という計算になるので、そこまで量があるわけでもない。
そして、これが一番重要な点なのだが、本作にはショップで過去シリーズのパッケージやコレクターアイテムなどを購入して閲覧できる機能がある。
このショップがすごくて、「購入すると実績の取得条件を無視してSteam実績を取得することができる」。下記の画像でいえば「白を3枚揃えてあがる」という取得条件を、2,000pt支払うだけで解除できてしまうということ。

極論を言えば、各キャラのエピソードを読み終わったあとは、ただ麻雀を楽しんでいるだけで、難しいことを考えなくても全実績が達成できるということになる。

ポイントに関しては勝利すれば最低でも2,000ptはもらえるので、私は全キャラ攻略した時点で、ほとんどの実績を解除できる程度には溜まっていた。ただ私の場合は何回か挑戦して四苦八苦していたぶん多く稼げていたので、麻雀に慣れている人だとそうはいかないかもしれない。
実績について書くとこういう感じになってしまう。もっと麻雀の知識があれば「この条件は簡単なのでキャラ攻略中に取得するといいですね」とか「これとこれは同時に取れてお得ですね」とか言えたのかもしれないが、麻雀力があまりに非力なため浅いことしか言えなくなってしまうね。
まあしょうがないので、次はキャラクターについての感想を書いていきます。
キャラクターについて
遊んでいて思ったのは、全員ベタ過ぎるキャラ設定だなということ。というのも、
遠野みづき「好奇心旺盛でリーダーシップのあるボーイッシュな女の子。アウトドア派で海に山にとオールシーズン行動的。スポーツは見るのもやるのも大好き」
藤原綾「地元、旧家の箱入り娘。病弱な文学少女。子どものころから身体が弱く、もの静かで人見知りするタイプ。書道や弓道をたしなむなどの一面がある」
早坂晶「裕福な家庭で育った帰国子女。今は鎌倉住まい。父親は貿易商で中華料理店も営む。面白いことが一番という自由奔放な性格」
ショウ子「麻雀カフェ『P’s CLUB』の店長を務める傍ら、脱衣麻雀で勝負したい子を裏でマッチングしている。落ち着いた印象で大人っぽく見られるが実際はそそっかしい」
という感じ。私はゲームセンターが盛んだった年代のあるあるを知らないので詳しくは言えないけど、これは当時としても結構ベタだったのでは。
ただ早坂晶さんだけは、あまりベタという感じがしない。これはあれかな、現代においてベタと感じる感覚が一周したみたいなことなのか。もう少し上の世代の人からしたら「あ~こういうキャラ設定あるよな~」と感じたりするのかな。

それでいうと、早坂晶さんが一番好きだったな。一枚脱いだ状態の衣装が一番良かった、厚着が脱がれていくのが良かった。
これは誰もが言っていることだと思うけど、脱衣麻雀においては一枚一枚脱がれていくのがいいのであって、最初から全部脱げていると別の何かになってしまう。
映画館で食べるポップコーンのように、お祭りで食べるかき氷のように、単体で存在するのではなく、何か別の要素があってこそ輝くものだと思うんです。結局は過程ありきなんですよ。脱ぐ過程で味付けがされている、そういったものなんです。
3Dモデルに関して。MMDなどの3Dモデルって、服を脱ぐモーションで服と体が重なったり、埋まってしまったりしがちなんですよね。

それが本作にはなくて、服がきちんと重ならず綺麗に脱ぐモーションが作られていたのは結構驚きだった。
こういうところをしっかり熱意をもって作っているのは「脱衣」に対する本気度が伺えて、かなり良かった。脱衣への向き合い方が玄人のそれだ。
まとめ

麻雀をほとんど知らない自分でも楽しく遊べたので、「麻雀やったことないから、気になってるけどちょっとなぁ~」って人はあまり気にしないでいいかも。最悪はオートモードもあるしね。
ただ、定価4,980円はボリュームに比べると少し高いと感じたのが正直なところ。とはいえ3Dモデルの出来だったり、クラウドファンディングから生まれた作品であることを鑑みると、そこまで高いというわけでもないのかもしれない。
実績が取得条件を無視して、周回してポイントを稼げば獲得できるというのは、ありがたい一方で少し残念な気持ちもあった。でも取得条件を真面目に達成しようとしたらかなり大変だろうから、今回はありがたかったですね。
キャラに関しては、やはり3Dモデルの出来の良さに尽きる。前述した脱衣モーションの丁寧さも含めて、ここが適当だったらここまでの評価にはならなかったと思うくらいには熱意を感じました。
ということで『スーパーリアル麻雀 Venus Returns』、麻雀わかんない!って人でも、3Dモデル良いな!って思った人でも、まだ遊んだことないならぜひ遊んでみてください。もう遊んだって人は友達にお勧めしてみてね。



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