【ネタバレあり】Viewfinderを 全実績まで遊んでの感想【26/8/7】

※本記事はViewfinderの重大なネタバレが含まれます。

ゲーム概要

『Viewfinder』手にした写真を現実に「実体化」させて道を作っていく、一人称視点のパズルアドベンチャーゲーム。

Sad Owl Studiosが開発、Thunderful Publishingから2023年7月18日にリリースされた作品。

内容としては、崩れかけた道の先に橋が写った写真を配置して実際に渡れる橋にしたり、風景写真を貼り付けて足場を無から生み出したりと、「写真に写っているものが本当にその場に現れる」というギミックを使ってステージのゴールを目指していくのが基本の流れ。実体化できるのは写真だけではなく、絵画やスケッチ、ゲーム画面など様々なものを実体化させることができる。

ステージを進めていくと、その世界が存在する理由や隠された謎が少しずつ明らかになっていく作りになっていて、パズルだけを純粋に楽しみたい人にはカジュアルな体験に、より深く知りたい人には作り込まれた世界を味わえる体験になるという、プレイヤー次第で密度が変わる設計になっているのも特徴。

ゲーム全体の感想

ゲーム全体の感想としては、5時間程度でクリアできるくらいのボリュームでありながら、かなりの満足度があるゲームになっていると感じた。遊んでいる間はぐっと集中して一気に走り抜けられる作りになっていて、ゲーム開始から全実績までほぼ休憩なしで駆け抜けてしまった。

有名どころで似た雰囲気のゲームとして「Superliminal」や「The Stanley Parable」の空気感を感じる場面もあったが、それでいて本作特有の雰囲気もしっかり作られている。有名タイトルの類似ゲームという枠に収まらず、「Viewfinder」として独立した作品になっていた点は評価したい。

最初に遊んでいたときは、ギミックのアイデアで勝負してくるタイプのゲームなのかなと思って楽しんでいたのだが、後半のマップに入ると謎解きとしての難度も上がってきて、しっかり頭を捻らないと答えが出ない問題が増えてくる。

ギミックで魅せるという一点で戦っても十分に上質で、「すげぇ!」となる要素が盛りだくさんなのに、そのギミックをきちんと謎解きへ落とし込んでいる。そこが本作の一番強い部分だと思う。


ストーリーが進むにつれて、マップ一つにつき一個か二個は新しいギミックや要素が増えてくるのもすごいなと思った。既存のギミックを付け足し付け足ししてボリュームをかさ増ししようとせず、ずっと新しい発見と驚きが連続するような内容になっている。今世間で話題のドパガキと呼ばれるような人達にも持ってこいだなと感じた。

花を育てて、ハチを引き寄せてる様子。

ギミックの種類もそうですが、ゲームのマップも凝っていて、マップ中に置かれてる小物だったりオブジェクトの数々も、見ていて飽きないようなものが多い。

全実績の感想

実績に関しては、ほとんどが収集物だったり、ちょっとしたチャレンジみたいなものだったりする。

例えばこういうもので、そこまで難易度が高いものはないので、大体の実績は一回挑戦すればそのまますんなり取得できます。

そして収集物に関しては、各チャプターの特定のLevelに置かれてるオブジェクトを回収していくことで、各チャプターのHUBとなっているエリアに集まっていく。

チャプター4の収集物

実績を集める過程で、取り逃していた要素だったり、周りの背景や小物だったりに目が行って、隅々まで楽しめる設計になっていたのがかなり良かった。

実績があまりゲームの根幹にかかわってこない、サブ要素のようなものが多いと、コレクション要素って感じが強くなってかなりわくわくしてくる。ゲームの根幹にかかわってくる実績、例えば「○○難易度でクリア」とか「裏エンディング」とかそういうのじゃなく、あくまでゲームには「関係ないこと」で実績があったほうが楽しかったりする。


まとめ

そういう意味でも、本作は最後まで気持ちよく遊びきれるゲームだった。ギミックで驚かせて、それを謎解きに落とし込んで、実績集めでもう一度マップの隅々まで歩かせてくれる。5時間という短さの中に、ちゃんと三度おいしい体験が詰まっていたと思う。

ボリュームの短さを不満に感じる人もいるかもしれないけど、個人的にはこの密度でこの長さだからこそ、途中でダレることなく最後まで走り抜けられたという感覚が強い。

ということで『Viewfinder』、写真を貼って世界が作り変わる瞬間の気持ちよさは一度体験してみてほしいので、まだ遊んでない人はぜひ。もう遊んだって人は、友達とかにも勧めてみてね。

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